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X68ブログ

 サイト「X68000改造室」http://x68.aikotoba.jp の更新告知やサイト運営、X68の改造にまつわる小ネタを書いていきます。また、コメントを通して、サイトを見ていただいた方との交流の場ともしていきたいと思います。感想や疑問、記事の誤りなど、コメントいただければ、記事に反映していきたいと思います。

   
カテゴリー「X68000」の記事一覧

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X68000の親子


 X68000に子どもができました(笑)。そう、IOT実験教材として最近話題のRaspberry用のケースとして、1年ほど前にHelmetsから販売されたものです。MDFのキットですので塗装などの失敗を危惧し、安かった(1000円/個)こともあり、結局5個も買ってしましました。

   

 で、組み上げて塗装したのがこちら。

 

 製作時はraspberry Pi 3Bを入れましたが、現在は3B+に変えました。IOTの各種実験ができるよう、GPIOの端子はごっそり背面に延長し、端子板や小型のブレッドボードも装着しました。パイロットLEDやアクセスランプも配線しました。

  

 以下は、起動の様子。OSラズビアン上でインストール済みのいろいろなアプリを楽しんだ後に、PX68k(X68000エミュレータ)を入れてみました。ウィンドウ上でHuman68kが動いています。



 製作した1年前では、満足なスピードが得られず、連射ゲームで遊ぶことはできませんでしたが、現在は「RetroPie」により、実用域に達しています。こちらは、別の機体で組みましたので追って紹介します。

 本日はここまで。



 




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逆差し

また、電源ネタです。以下の画像をご覧ください。



 メインボードへの+5V給電ケーブルの接続部です。先の+12V電源の確認作業中にやっちゃいました。そう、+-のコネクタ逆差しです(再現画像)。コネクタは一応逆差し防止を配慮したものにはなっていますが、押し込むと逆差しできてしまうのです。そして、しばらくそれに気がつかず、電源故障の確認中でしたので、「あ、急に5Vも出なくなってしまった」と思っている中、家族から「この機械から異常な高音が出ている。聞こえないの?」と言われるまで、逆差しに気がつきませんでした。大電流が流れ電源装置が悲鳴を上げていたのに、以前から高音の感度が極度に落ちていた私の耳には聞こえていなかったのです。

以下が、正規の差し方です。垣間見える内部のコードが電源の赤かGNDの黒かの違いです。



 で、「あ~、改造済みの大事なメインボードを壊してしまった。」と落ち込みながらも天にすがる想いでコネクタを差し直して電源を再投入したところ、無事X68kは起動してくれました。電源の過電流防止制御回路に救われたようです。

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+12Vが出ていない

 先のFPGA空冷用FANのケーブルには3Pのコネクタがついています。電源の12V、GND、回転パルス出力です。FANをビデオユニットケースに実装後、拡張BOX裏側の+12VとGNDのピンから給電してみましたが、全く回転しません。

 テスターで調べて、+12Vが出力されていないことに気づきました。とりあえず、こちらはちゃんと電圧が出ているー12VとGNDのピンに接続して回転することを確認しました。

 さて、X68000の電源ユニットの故障はよくある話で、当の機体のものは修理対策済みのものですが、また、コンデンサの不良などがおきているのかなと思い、ユニットを分解しました。しかし、見たところコンデンサの膨張や液漏れなどはありませんし、勢いよく回転している電源ユニットの空冷FANは+12Vで動いているのを回路図で確認しました。結局、電源ユニットから伸びているケーブルの内、下部基板へ接続している6Pコネクタの圧着端子の一つが金属疲労を起こして接続不良を起こしているのを発見しました。



 原因がわかれば対処は簡単ですが、ネットを探してもこれにサイズが合う端子金具を販売しているサイトが見つかりません。それならばXVIを解体したときの不良電源から端子をもぎとろうと考え、どこにしまいこんだか家宅捜索。倉庫など半日かかって整理しながら捜しましたが見つかりません。その後、なにげに最近ヤフオクでゲットした電源修理用パーツセットの袋の中を覗いてみたら、なんと6Pコネクタ用の圧着端子金具(もちろん新品)が1つ同封されているではありませんか。さっそく、端子金具を交換し、+12V出力の修理が完了しました。



端子金具まで同封いただいたパーツセットの出品者に感謝です。

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X68000XVIのサービスマニュアル

みなさん、ご存じでしたか。なんと、X68000 XVI(CZ-634C)のサービスマニュアルが電子書籍GALAPAGOSの電子ブックとなって今年1月から無償公開されていることを。

遅ればせながら、本日検索中に以下の記事を見つけましたので、紹介。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20150113_683361.html

GALAPAGOSのストアには、電子ブックを見るためのAndroidアプリのほか、Windows版アプリもあったので、さっそくダウンロード。起動してストアからこのサービスマニュアルを0円で購入してみました。

以下が、閲覧画像で、メイン基板のパターンのページ

Windows版GALAPAGOS、インストール直後は、スクリーンショットが撮れなかったり、Photoshopが起動できなくなったりといろいろ不具合が出ましたが、なんどか再起動するうちに落ち着いてきて、上図の画像も得ることができました。

サービスマニュアルの方は、本体の分解の仕方や回路図、機能解説、コネクタやLSIのピン配置などいろいろな技術情報があって、改造やメンテに役立ちそうです。シャープさん、公開ありがとう。






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メタステーブル対策、微調整

解像度モード変更時のブラックアウトの完全撲滅に向けて奮闘中。

スキャンコンバータの解像度モードを768X512、512X512とで自動、または手動で切替後、時々ブラックアウトになる件、以前に報告した2段フリップフロップ回路でかなり改善されたものの、まだほんの時たま出現するので、再調整しています。

このブラックアウト、実は症状が3つあります。

1 全くのブラックアウト。ただし、液晶ディスプレイがスタンバイ状態にならないので、同期信号は出ているようです。

2 ブラックアウトして、メッセージウィンドウが点滅。メッセージは同期信号が規格に会っていないことを伝えている。

3 ブルーバック(出力FIFOのエンプティ状態を示す色として設定)。

これらが、ほんの時たま出るから、やっかいです。

モード切替時には、出力FIFOと水平、垂直カウンタをリセットしています。そのリセットからの復帰タイミングの問題とは思いますが、なかなか完全には撲滅できません。

本日、例の2段フリップフロップ回路のクロックのアクティブエッジを、ためしに、立ち上がりから立ち下がりに変えてみたところ、1は出なくなりました。かなりの回数、切替動作してみましたが、全く発生しませんでした。2、3は10~20回に1回の割合で出ます。

なお、3については、以前からそれが1秒以上続いたら、自動的に再リセットするようにして対処していますが、やはり根本的に解決したいものです。

2については、どんな同期信号が出ているのか、一度周波数カウンタで調べてみたいと思います。その症状が出るまでモード切替を繰り返すのが大変ですが・・・。



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