先のFPGA空冷用FANのケーブルには3Pのコネクタがついています。電源の12V、GND、回転パルス出力です。FANをビデオユニットケースに実装後、拡張BOX裏側の+12VとGNDのピンから給電してみましたが、全く回転しません。
テスターで調べて、+12Vが出力されていないことに気づきました。とりあえず、こちらはちゃんと電圧が出ているー12VとGNDのピンに接続して回転することを確認しました。
さて、X68000の電源ユニットの故障はよくある話で、当の機体のものは修理対策済みのものですが、また、コンデンサの不良などがおきているのかなと思い、ユニットを分解しました。しかし、見たところコンデンサの膨張や液漏れなどはありませんし、勢いよく回転している電源ユニットの空冷FANは+12Vで動いているのを回路図で確認しました。結局、電源ユニットから伸びているケーブルの内、下部基板へ接続している6Pコネクタの圧着端子の一つが金属疲労を起こして接続不良を起こしているのを発見しました。
原因がわかれば対処は簡単ですが、ネットを探してもこれにサイズが合う端子金具を販売しているサイトが見つかりません。それならばXVIを解体したときの不良電源から端子をもぎとろうと考え、どこにしまいこんだか家宅捜索。倉庫など半日かかって整理しながら捜しましたが見つかりません。その後、なにげに最近ヤフオクでゲットした電源修理用パーツセットの袋の中を覗いてみたら、なんと6Pコネクタ用の圧着端子金具(もちろん新品)が1つ同封されているではありませんか。さっそく、端子金具を交換し、+12V出力の修理が完了しました。
端子金具まで同封いただいたパーツセットの出品者に感謝です。
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X68000改造室」★★★
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