スキャンコンバータ制御ソフト、昨日報告しましたように、あと一歩というところにきていますが、それまでの過程でひとつ解せない現象が出ていましたので、これも備忘録のつもりで書いておきます。
256X512の取り込み対応で、SVGAの標準ピクセルクロック40MHzの1/3の13.333MHzを第3ピクセルクロックとしてDCMで発生させることにし、水平同期信号のタイミング設定用の各部の数値を標準値の1/3に設定し、プログラム生成。768X512、512X512は正常に取り込み、256X512は絵は流れて同期がとれていない状態とまずはなりました。
そこで、第3ピクセルクロック用数値を少しいじって(例のように、HDEを1つ減らし、HBPを逆に増やす)、再生成したら、異常事態が発生しました。以下の画像をご覧ください。
256X512モードならまだしも、関係ないはずの768X512モードで激しいノイズが混入するようになったのです(256X512モードはもちろん流れ画面)。この表示では標準ピクセルクロックで水平同期信号を作っているので、先の数値変更が影響を与える理由が見つかりません。もちろん、数値変更を元に戻すとノイズは消え、正常になります。数値変更は第3クロック信号で作る水平同期信号の、周期を変えず表示期間とバックポーチをわずかに配分調整をしているだけです。謎です(またか ^^;)。
結局、このままでは埒があかないので、DCMで第3ピクセルクロックを作るのをやめ、DCMで作った第2ピクセルクロック27.273MHzをプログラムで分周して作り出すようにし(以下はそのVHDL文)、
同期信号生成用数値を全て第2ピクセルクロック用の値の半分にしたら、ノイズ発生もなく、256X512モードの表示同期が一発でとれました。
★★★ メインサイトへのリンク 「
X68000改造室」★★★
PR
COMMENT