スキャンコンバータの製作は一部物理的な工作はありますが、作業の大半はFPGAのプログラミングです。プログラム開発はFPGAのメーカーが提供するISE(Web版は無料)を利用し、HDL(ハードウェア記述言語)にはVHDLを用いています。工作マニアのアイディア実現にはとても便利なツールで試行錯誤しながらディジタル回路製作を楽しんでいます。
さて、生成したプログラムファイルは専用ケーブル(
DIGILENT HS1)を用いてパソコンからFPGAにダウンロードしています。以下はそのときにISEから呼び出されるツール IMPACT の実行画面です。
スキャンコンバータの開発を進めて、ある時点から「Program」を指定すると、「ケーブルが他のアプリケーションから利用されています。はずしてやり直してください。」の旨の英文メッセージが出るようになりました。最初はそれの対応に手間取り、やっとソフト上で「ケーブルをはずす」作業を一旦行ってから、「Program」を実行するとダウンロードができることがわかり、ここ1ヶ月は面倒だとは思いながらその手順で作業を進めてきました。
一昨日、なんとかならないかと、エラーメッセージをキーワードにして検索。同様なメッセージの対応をやりとりしている英語の掲示板にたどりつきました。そこでは、HS2(ケーブルの新しいバージョン)でのプログラミング不具合で、ISEのバージョンアップやそのプラグインソフトを選ぶことが解決策として交わされていました。私の場合はそれまで動いていたわけですので、いまさらバージョンの不具合とかはないだろう(新しいバージョンにアップするのも確かに手だとは思いますが、このソフト、インストール時間が半端でない)と思いながら、だめもとで、ケーブルメーカーのDIGILENTサイトからIMPACTのプラグイン(DLLファイル)をダウンロードし、マニュアルに沿って該当ディレクトリに上書き保存してみました。
そして、うそのように元通りになりました。
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